通常であれば東京開催のEMI ROCKSが仙台にやってくるということでチケットを入手して参戦してきた。
目当てはちょうどEMIに移籍した布袋寅泰氏。
氏の30周年のライブツアーで精力的に活動した後、突然発表したロンドン移住で次のツアーまではお目にかかることがないと思っていたところでの今回のEMI ROCKSへの参加だったので、是が非でも予定を空けて観に行きたいと思っていたところ、先行予約での当選だったので、感慨深い。
そして以前TVの企画でコラボレーションした元YELLOW MONKEYの吉井和哉氏、布袋氏のアルバムで共演を果たし、今では弟分ともいえる雅-MIYAVI-も出演するということは「何かあるに違いない!」という妄想の元、2月2日を楽しみにしていた。
他のアーティスに関しては、非常に申し訳ないが正直あまり知らない方達であったので、午後からの参戦にした。当日まで出演順が発表されないため、早目に出たらどうしようと思ったものの、午前中Yahooリアルタイム検索でTwitterの情報を観ていたら、当然布袋氏はトリということが分かり安心してライブに望んだ。
会場は震災時に津波が押し寄せた仙台港近くの「夢メッセ」。震災後なかなか仙台港付近に行くことは少なかったので、どうなっているか若干心配であったものの、本当にキレイに整備されていた。当時は仙台市内で映像で観ていたものの、こここまで整備されたことには感慨深い。
会場内は展示場で使われるところを、大きく3区画に区切り、1つは未使用、1つは休憩所、そしてもう1つがライブ会場となっていた。
実質何人くらいの来場者だったのか分からないが、充分賑わっていた。某地方局のアナウンサーも普通に観戦していた。
ちょうど雅のライブが始まる直前で、早速観戦することにしたのだが、もう一発目でノックアウト。曲は全く知らないものの、さすがに世界でも認められているだけあり、客のノセ方を心得ている。もちろんテクニックも凄いのだが、とにかくエネルギーというか情熱というか、「ああ、ROCKってこういうのだよね!」というのを体現していた。まさかドラムとギターだけでここまで表現できるとは!!というのをみせられた。
即昨年発売のアルバム購入しました。
SAMURAI SESSIONS vol.1(通常盤) | ||||
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そして、次は吉井和哉氏。
YELLOW MONKEY時代は全てのアルバムを聴いていたものの、ソロになってからは離れており、今回の曲もほとんど知らなかったものの、やっぱり上手いというか「艶」があるボーカルだなと感心。途中フラメンコギタリストの沖仁さんも加わり、良いライブを観させて頂きました。
そしてお待ちかねの布袋氏。あ、ACID MANさんは休憩させて頂きました。
まず今回のメンバーが、元BOOWYのドラマー「高橋まこと」氏、ベースには元東京事変という紹介のしかたが良いのか分かりませんが、「亀田誠治」氏、そしてキーボードには亀田氏繋がりの野崎泰弘氏。豪華過ぎます。というか、このイベントでしか観れないという超貴重メンバー!
もうヒット曲メドレーだろうなとは予想できたものの、短い間でどういう選曲をするのかもファンの楽しみ!そしてファンの期待を裏切るのも布袋氏の得意技。今回は割りと直球勝負できました!
1曲目は「あの人」のテーマにもなりつつある「スリル」。
続いて2曲目は「さらば青春の光」、そして3曲目は「バンビーナ」!もう完全に最初から飛ばしまくりです。そして、この時点で雅を呼んでの「ギターバトル〜BAD FEELING」という流れ。ええ、完全に冷静さを失っておりました。楽しかったです!ってとこで、「もう終わり?」というあっという間の時間。
そして、最後は大セッション大会で基本布袋バンドに、吉井和哉、アシッドマン大木さん、雅でなんとBOOWYナンバーの「Dreamin’」を観客と大合唱という。
若干物足りなさもありましたが、心から音楽を楽しめた上、良いとこだけつまみ食い的なイベントかなと思いました。ROCKフェス的なものには参加したことがありませんでしたが、こういったのも楽しいなというのが今回の収穫でした!